業務スーパーでグラスフェッドバター見つけちゃいました。
※グラスフェッドバター:自由に動き回れる広大な自然環境で放牧され、牧草のみを食べて育った牛から作るバター
完全無欠のバター、グラスフェッドバター
グラスフェッドバターと言えば、あの有名な完全無欠コーヒーの立役者のバターです。数年前から業務スーパーにグラスフェッドバターが置いてあることは知っていましたが、わたしがよく行く店舗では見たことがありませんでした。
いつのまにやら入荷されていたようです。
ちょっと、写真の撮り方が変なんですけど…右上がグラスフェッドバターと言われているウェストゴールドバターです。
ウェストゴールドバター454g 778円+税
ミルクを食べる酪農バター450g 880円+税
ん?なんか、ふつーのバターより安いんですけど。
確か、このウェストゴールドとかいうバター、楽天とかAmazonではもっと高かったもんな。買うとこ。買うとこ。
今のところ、コーヒーに入れる予定はないので有塩バターを買いました。
業務スーパーのグラスフェッドバターを開封
おうちに帰ってさっそく開封してみました。
なんか、ふつーのバターっぽいような気もする…グラスフェッドバターはもっと黄色っぽかったような…
少し試食をしてみました。まろやかで後味はさっぱりしているような気がするけど正直、ふつーのバターとの違いがよくわかりません。
値段が安すぎる。というのがすご~く引っかかっています。数年前に楽天のハイ食材室さんから買ったセーブルバター(グラスフェッドバター)はもっと高かった。
これほんまにグラスフェッドなん?
業務スーパーのグラスフェッドバター、グレインフェッド疑惑が浮上
あまりの値段の安さにグレインフェッド(グラスフェッドではなく、穀物飼育された牛)疑惑がわたしの中でにわかに浮上してきました。
パッケージ その1
どこにもグラスフェッドバターとは書いていない。Pure New Zealand Butterとは書いてある。
パッケージ その2
こちらもどこにもグラスフェッドバターとは書いていない。
パッケージ その3
どこにもグラスフェッドバターとは書いていない。
が、
ここにはグラスフェッドバターと書いてある。
ホンマなん? つい、世の中を斜めに見てしまうわたくし。
これは調査案件ですな。
(ご注意)この記事を書いた当時(2021年)はグラスフェッドバターの表示がありませんでしたが現在はグラスフェッドバターの表示があるようです。
調査結果
と、いうことでいきなり調査結果です。
Westgold社HPのFAQ欄にズバリ書いてありました。
Q.牧草で飼育された牛のウェストゴールドバターですか?
A.牛は牧畜(牧草飼育)ベースで運営されている農場に住んでいます。ニュージーランドの乳牛群は主に牧草飼育の牛群ですが、新鮮な緑の牧草の入手可能性は春、夏、秋を通して異なります。農家は乾燥または半乾燥の草(干し草、サイレージ)または穀物などの他のオプションを補充することを選択できます。
引用元:Westgold社HP
翻訳機能を使ったので、変な日本語になっていますが言いたいことはわかります。
基本は牧草飼育だけど、新鮮な牧草が手に入りにくい時期は干し草、貯蔵された牧草や穀物を使っているということみたいですね。農場によっても飼料は違うだろうし、穀物を使っている割合も不透明ということで、100%グラスフェッドではない模様です。
こんな意見もあるようです。
Q.この商品の外装どこにもグラスフェッドと書かれていないのですが、グラスフェッドバターに間違いないでしょうか?
A.一応、そうだと思われますね…。そもそもグラスフェッド、つまり人工の飼料でない天然の牧草だけで牛を一年間育てることは本家のフランスでも冬場は不可能だという話を検索サイトで読んだのですが…その点で言うと、ニュージーランドは牧草の冬枯れも少なく、本場フランスより「グラスフェッド」なんだそうです。ただ、間違いなくそうであるかどうかは、たぶん、ほとんどのバター製品に表示基準があるわけでもないみたいでよくわからない。ただ、無塩でまあまあ良質のバターをもとめているのであれば、この商品はコスパがいいと私個人は思います…以下省略。
引用元:AmazonのカスタマーQ&A
なんと!本場フランスより「グラスフェッド」なんですね。
バイオバターで知られる本場フランスのグランフェルマージュHPも調べてみました。
Q.私たちの牛は何を食べますか?
A.牛は草食動物です。
群れは、干し草(乾草)、新鮮な草、牧草サイレージ、トウモロコシサイレージ、穀物(大麦、小麦)、ミネラル、ビタミン、微量元素を添加した窒素圧搾ケーキ(コルザ、大豆、亜麻など)を食べることができます。
引用元:GrandFermage社HP
と、いうことで穀物も食べていらっしゃるようです。
おわりに
調べたら、意外な結果になってしまいました。実際に農場に行って見てきた訳でもないし、全てのグラスフェッドと言われているバターを調べた訳ではないのでなんとも言えませんが、一年中新鮮な牧草だけで飼育することは不可能であるため、おそらく100%グラスフェッドはほぼ存在しないのでは?と思います。グラスフェッドとはそういうものなのかもしれません。それでも100%グレイン(穀物飼育された牛)バターに比べればオメガ3の割合も高く、栄養的にも優れていることには違いないでしょう。
ご訪問の印にポチっとしていただけると励みになります。
フォローしていただくと、更新を見逃さないので便利です。