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ほどよくミニマル

肌断食をする前に知っておいた方がいいこと

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肌断食ってお肌に良さそうなイメージですね。

 

わたしも肌断食経験者です。肌断食ってどんな感じなのか。わたしの場合ではありますが、ご紹介したいと思います。肌断食をするかどうか迷っている方の参考になれたら幸いです。

肌断食をする前に知っておいた方がいいこと

 

ミニマルライフには肌断食

洗顔は水のみで、化粧水・美容液・クリームはつけず、乾燥が気になる部分だけ純度の高いワセリンをちょこっとつけるだけの肌断食。

 

メイクは全くしてはいけないわけではなく、UV効果のあるパウダーをベースにポイントメイクはOK。メイクをした日だけクレンジングではなく、純石けんで洗顔。

 

必要なモノはワセリンとパウダーとポイントメイク用品と純石けん。

 

アイテムと手間が省けるので肌断食をしている方は多いでしょう。化粧品を使わないので摩擦や刺激がなくなり肌トラブルが減った方もいらっしゃると思います。

 

肌断食はハードルが高い

わたしは本当の肌断食をしているのはごく少数ではないかと思います。本当の厳格な肌断食はハードルが高いから(恐らく)ほとんどの人が「なんちゃって肌断食」をやっています。

 

なぜそう思うのかを肌断食の経験談も含めてお話したいと思います。

 経験談

コロナ前の10月から1月までの3~4か月間、短い期間でしたが肌断食をしておりました。もともと、洗顔後は化粧水しかつけていなかったので当初は水洗顔のみでワセリンもつけなくても大丈夫でした。

 

メイクもパウダー状のミネラルファンデ(エトヴォス)を下地なしでつけるだけで、つけた時だけ純石けんで洗顔していました。

 

で、お肌の調子はどうだったのって?

 

水だけの洗顔だと汚れが落ちきらず、小鼻の周りに角栓が飛び出てきて、角質もキレイには剥がれ落ちず、こびりついた?状態とでもいいましょうか。角質培養中みたいな状態になってしまいました。わたしゃTゾーンは脂っこいもので。角質培養で画像検索するとグロいのがいっぱい出てくるで(笑)。

 

ひきこもりで、基本は人に合わないからいいというものの、子の学校に行ったりする時にはちと、恥ずかしかった記憶があります。

 

純石けんで洗顔したらそこそこキレイに落ちるので、いつの間にか毎日石けんで洗顔するようになってしまいました。

 

と、なると乾燥するのでワセリンを使うのですが使用感はベトベト。ベトベトするまでつけるもんじゃないらしいけど(笑)。

 

もともと脂ギッシュな人間なので、洗顔後は乾燥するけどワセリン塗ったら余計に脂ギッシュになって、でもなんか乾燥してる感はあって。なんだかよくわからなくなって、やっぱり水分が足りていないのだなぁ~と思って、肌断食やめちゃいました。

 

面白かったのが、わたしが肌断食をしている傍らで、おと~さんはせっせと化粧水でスキンケアをしていました(笑)。おっさんの割に熱心なお方です。きれーなお肌です。

 

肌断食を振り返る

おっさんの話は置いといて、わたしがこの肌断食を経験してわかったことは

  • 肌にはある程度の水分は必要で、ワセリンにはフタの役割しかないということ。
  •  それまで、朝晩 洗顔料で洗顔していた人が急に洗顔料や石けんを使わなくなったら今までのターンオーバーが狂って垢(角質や脂)が溜まるということ。(段階的に石けん洗顔を減らす必要がある。)
  •  肌トラブルがなければ、肌断食はする必要がないということ。
  •  肌断食はまもりのケアで、老化現象は食い止められないということ。
  •  紫外線対策をしっかりしないとむしろ、老化現象が進むということ。
  •  乾燥する季節はシワシワになるということ。

肌断食が効果的な人 

わたしは肌断食をしてもなんの利益も得られなかったけど、肌断食で利益が得られる人もいます。

 

肌トラブルを抱えている人。スキンケアのやり過ぎで肌が敏感になっている人は肌断食をして肌を休ませる必要があります。

 

わたしも実際に、ライフフローの高濃度1%レチノールを間違った使い方をして顔がパンパンに腫れあがった時は、ワセリン以外何もつけずに過ごしました。

 

ただ、個人的にはずっとやるものではないと思います。あくまでも応急処置的な位置づけで、肌断食をするのであれば皮膚科医に相談した上でやるのが一番であると思います。

 

肌断食をする上で立ちはだかる大きな壁、紫外線対策

厳格な肌断食では日焼け止めクリーム等は肌バリアを壊す界面活性剤が使われているので、パウダー状の日焼け止めを使うことを推奨されています。

 

しかし、誰もが思う疑問。パウダーだけで大丈夫なん?

 

 美容科学者かずのすけさんによると

パウダーは直塗りした時の塗布量が少なくなりやすい。

パウダーは付着量が少なくなると当たり前ですが効果を発揮しにくいです。特に下地など無しで直付けする場合、肌に密着する結合剤的な役割をするものがないためどうしても薄く付いてしまいます。

確かに伸びにくいため、ちゃんと塗布できればかなり強力な日焼け止め効果を発揮できるものの、そもそもそれ単品では十分な効果を出せる量を塗布しにくいという弱点があります。

 

パウダーはそれ単品で使うと十分なUV対策効果が発揮できない可能性が高いため他の日焼け止めや下地・ファンデーション等と組み合わせて使うのがマストです。

引用元:かずのすけの化粧品論と美容科学についてのぼやき

 

 日焼け止めは紫外線のみならず、花粉・PM2.5などの大気汚染物質からも肌を守ります。日焼け止めは現代においては老若男女問わず必須アイテムなのですが、パウダーだけを肌に付けても効果は期待できません。

 

界面活性剤の刺激うんぬんの話より、日焼け止めをつけないでいるリスクの方がわたしは気になるのです。

 

本当に肌に何もつけられない状態の時以外は、刺激の少ない自分に合った日焼け止めを塗った方がよっぽど肌にとって良いことだと思うのです。

 

 日焼け止めや下地を塗るとクレンジングもした方がよいと思います。クレンジングした場合と、クレンジングしなかった場合(石けん洗顔のみ)ではクレンジングしたほうが花粉やPM2.5の残留が少ないという実験結果も出ている様です。

 

紫外線や大気汚染物質の影響をモロに受けてもよいというのなら話は別だけど、厳格な肌断食は結構ハードルが高いのです。

 

肌断食という、お肌にやさしくて、自然にもやさしい。ミニマルでナチュラルなイメージだけが独り歩きしているような気がします。

肌断食より肌ダイエットを

 わたしは、現代社会を生きている以上は厳格な肌断食をすることは難しいと考えます。メイクをしている人が多いと思うけど、パウダー状のミネラルファンデでもベースに日焼け止めや下地塗る人が多いですよね。いきなり肌に直塗りはしていないと思います。

 

メイクをするとノリが気になるので、肌を整えておく必要があるわけです。だから、メイクをする人は厳格な肌断食なんてできやしない。

 

スキンケアの数を減らす(ダイエット)ことはできても断食はできない。わたしは経験上、そう思います。それでいいと思います。

 

肌断食より、肌ダイエット(プチ肌断食)。要するにシンプルスキンケア

 

おわりに

 肌断食には賛否両論あります。人によって合う合わないもあります。人それぞれライフスタイルも違います。

 

肌断食に興味があってやってみようか迷っている場合、一度やってみることをお勧めします。

 

 

 

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